文化・芸術

2009年6月30日 (火)

冷房を! お願いします、テアトル サルガボー

Photo プロバイダーのメンテナンスのために更新が遅れました。

昨夕は歴史ある劇場「テアトル サルガボー」でコンサート。

恵まれない子供たちに家や学校を作る団体の30周年記念です。

パンフレットや看板のデザインはあのソニアリキエルが担当、演目はソプラノ歌手とクラシックギターでスペインの楽曲で、舞台はスペインの大邸宅の庭の趣で、植物が沢山置かれていて、本当にお金持ちの家に招かれたみたい。

 ス・テ・キ・なのは良いのですが、とにかく劇場が暑かった(熱かったと書きたいくらい)!

 劇場の入り口は扉を開け放っていて、夕方の涼しい風で爽やかだったのですが、いざ劇場の中に入るとスゴイ暑さ。ちなみに昨日の日中の最高気温は30度を越していました。

この、サルガボー劇場は由緒ある=古い劇場なので冷房がないのです。

観客の女性はセンス、パンフレット、ハンカチでパタパタと扇ぎながら鑑賞。演奏中は雑音を立てるのは失礼だけど、そんなことはお構いなし。

ヨーロッパの男性は普通はキチンとした席では暑くても上着は脱がないのですが、エチケットなど言っていられる状態ではなく、かなり年配の上品なオジサマたちですら、ワイシャツ姿になっていたほど。

 舞台上はライトで照らせれているのですから、その暑さは本当に気の毒なほど…。ギタリストも1曲終わるたびに汗を拭いています。「暑い!」ネタのジョークも出てました。

 わたしも冷房のないマンション暮らしで6度目の夏をむかえている わけで(我が家だけがビンボーだから、ではなく普通のアパートではエアコン無しが普通なの)、「夏は暑いもの」と思えるようになったのですが、そして写真でもお分かりのように涼しい格好だったのですけどねぇ~。

 演奏の間の休憩時間にはシャンペンが振舞われたのですが、冷え冷えでもアルコール効果(?)で、どっと汗はでるは、顔は真っ赤になるわで大変。

 東京では公共の施設に冷房がないなんて考えられませんが、パリではこんな場所がまだあるのに、驚いた一夕でした。

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