ヘーゼルナッツはお好き?
先日ブローニュの池の周りを散歩していたら、犬を連れた男性が下を向いて何か一生懸命作業中。
傘で地面の上のモシャモシャしたものを突いたり、拾ったり…(その間、ワンちゃんは手持無沙汰にウロウロ)。
そう、大きな木にヘーゼルナッツが沢山生っていて、地面もそこら中に実が落ちています。
手のひらのモジャモジャの中に小さなヘーゼルナッツが3~4粒詰まっていますが、殻がかなり固いので、靴で踏んだり、傘でつつくとモジャモジャの部分からこわれずに出てきます。
そういえば、最近八百屋の店先でこのモジャモジャを見かけた気がしませんか?
日本ではクルミやアーモンドが主流ですが、ヨーロッパのお菓子はヘーゼルナッツを使ったモノが多いですよね。
特にイタリアのピエモンテ地方のチョコレートは有名だし、フランスでも子供なら皆が好き、なヌテラ=チョコとヘーゼルナッツ味のクリーム、パンに塗って朝食の定番も…。
モジャモジャを取り除いた殻付きが左の写真です。小粒ですが、20分くらいでこ~んなに拾えました。
中身は市販の半分くらいの小ささで、香りも今一つですが、自分で拾ったから愛おしいな~。
ま、自分で拾うのは別にして、こちらではヘーゼルナッツは手に入りやすいので、クッキーやケーキに使うと、独特の香りが美味しくてオススメ。
先日ご紹介した簡単、可愛いチョコレート菓子「マンディアン」にも欠かせません。
おおざっぱな言い方ですが、アーモンドを使うお菓子はほとんどヘーゼルナッツで置き替えて大丈夫。同じレシピでも香りが違うと風味も変わって面白いですよ~。
ま、残念なことに世界の供給の70パーセントを担う、トルコ産が今年は大不作、で値段が上がるらしいんですが…。
いかにもヨーロッパなヘーゼルナッツ=フランス語ではノワゼットのお菓子を作りましょうね。
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