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2012年1月27日 (金)

三ツ星レストラン考 おまけ編①

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1年ぶりに高級レストランでランチを食べただけなのに、この威張ったタイトル、笑っちゃいますねぇ。しかし、世間では、そんなこと平然としている「自称グルメ」なんて、いっくらでもいるさ、ということで許してくださいませ。

このところ良い食材を売る店をアチコチと探すのが面白い、というのも高級レストランに行かない理由ですが、今回ひさしぶりの友人がパリに来て「三ツ星で食事した~い」というので、急遽=ホテル内のレストランなので予約できました。

 で、以前から思ってたことをもう一度書きます。結局三ツ星レストランってのは注文しない小さな料理が美味しいのが特徴ではないかしら。

 パリでは数年来ネオビストロがもてはやされています。店はビストロ規模だけど、たいていは超一流レストランで修行した若手のシェフが頑張って料理している。サービスはカジュアルでも料理は一流、がウリなので、なかなか美味しいモノが低価格で味わえるわけ。

 確かに大げさなデコレーション、大人数の行き届いたサービスを望まず、ただ美味しい料理を味わいたいだけの、わたしレベルの人間にはありがたい。コレも我が家で高級レストランに行かなくなった理由ですね。

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で、今回久しぶりに三ツ星に出かけたわけなんですが、そして久しぶりに女友達と楽しくおしゃべりしながらオイシクたべたんですが、おいしかったのは「注文しない料理」だった気がします。

 そう、いわゆる「アミューズ」がランチメニューにも何種類もついてくるのでね。

最初の写真はパルメザンチーズのパリパリビスケットの上にルーコラのムース。

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次がトリュフの揚げラビオリとビュロ(ツブ貝)のゼリー寄せ。

ラビオリはまんま「ラーメン屋のギョウザ」包みなので笑っちゃいますが、中は柔らかいムース、そして黒トリュフが飾ってあります。

すごい穿った見方で恐縮なんですが、このレストランの有名シェフはオペラ座に近い中華&日本レストランがお気に入り、というのを読んだことがあります。

ちょっと和風の盛り付けは、最近どのレストランでも見かけるとはいいつつ、なんだか、ギョウザっぽいのはその店のことを思い出しましたゾ。で、見かけはともかく、両者とも美味しい。

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で、和を感じさせないカップに盛られた、もうひとつの料理は美味というより面白いと言えば失礼じゃないかも。

「ボニート(カツオ)のロワイヤル、シャンピニオンえのきにフォアグラ入りミニコロッケ乗せ」でございます。

 フォアグラ入りコロッケはすんごく美味しかった!のは良いのですが、先に書いた料理名を分かりやすく説明すると。

カツオだしが効いた固~い茶碗蒸しの上に生のエノキ茸の刻んだのが散らしてあるだけ。しかも普通のコーヒーカップサイズの器の底に大匙1杯分しか入ってない!?????ではありますが、フランス人の和食理解度がココまで到達したことを賞賛いたしましょう。

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写真を撮らなかったけど、パンは何種類ものプチパン、ベーコン入り、キノワ入り、雑穀ミックス、などなど、どれも、ものすごく美味でした。ダイエットの為にパンを極力減らしている私も抵抗出来ない味。

そして、バターは塩入り、塩ナシの2種類に加えて、写真手前のはハムのリエット(ペースト)とバターを市松模様にしたもの。正直、おいしいパンとコレ+ワインですでに美味しいランチになれる程。

 と、ご紹介したのがすべて「注文しないで出てくる料理」でございます。

 グラスのシャンペンを飲みながら、楽しくおしゃべり、サービスの人たちも親切、美しい食器やカトラリー。

 そう、ここで「急用が出来たから」と食事を中止したら無料か?なぁんてバカなことを言わずとも、すでに女性のランチとしては充分な量と味。

 その後の料理に関しては、おいしく食べたものの、正直もっと安い店でもこのレベルの料理を味わうことはできるかも。と思います。

 &考えてみたら、私は一番安いランチセット(それでも90ユーロ=普段のネオビストロならワイン混みで夕食の値段)を注文したんですが、もしアラカルトで注文するとメイン料理は全部一皿100ユーロ越え、高いほうの定食は確か200ユーロ以上するはずで、それでも「無料料理」には差がないはず。

 そう、三ツ星ランチは超高級料理を食べるものすごいリッチな人達と同じアミューズが食べられるチャンスだと思えばよいのね、を発見したわけです。



 

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