付け合せが肝心?だけど…。
年齢と共に「もう、トシだから肉はあんまりネェ」とか「健康のために野菜中心で」などと言う知人も多くなったんですが、私自身は肉好き、魚好き、コッテリ味大歓迎のまま(笑)
ただし、肉だけガッツリでは満足出来ず、付け合せの野菜がオイシイ、というのが理想になりました。
で、昨日作った子羊のローストです。
最近のフランスのテレビ番組で人気なのは素人や若い料理人たちが腕を競う「料理人ナンバーワン」企画。
素人シェフナンバーワンみたいな番組だと、最初のうちは「これで料理自慢???」みたいな参加者の料理にビックリ&がっかりしたりしますが、勝ち抜くうちに料理の技術も驚くほどアップして、参考になることも多いのです。
上の写真の肉もそんなヒントでアルミ箔でぴったりと包んでローストしました。今まではローストした肉の外側を全部切り取って中の「ほんわり柔らかいバラ色」の部分だけを盛り付けていたのですが、この方法だと全体がミディアムレアに仕上がるのが利点。マイナスはちょっと香ばしさが足りないのと、アルミ箔に包んじゃうので焼き加減が目に見えない=重さと肉質で前もって考えた焼き時間を信じるしかないこと。ま、今回は成功しましたが…。
で、付け合せの話でしたね。
そんな料理番組でも自分自身の料理でも同様なんですが、付け合せの野菜を充実、美味しく作ろうと思うと、どうしても季節外の材料を使うことになるのが悩みの種。
もちろん、旬の野菜も使うのだけれど、毎日のことだし、複数の野菜を組み合わせたいし、となるとムズカシイ。
この子羊の付け合せも、手前のブロッコリーのフラン(ブロッコリーをゆでてつぶし、生クリーム、卵、チーズなどを加えてオーブンで蒸し焼きにしたもの=ま、塩味の野菜プリン)は季節らしい料理ですが、もうひとつはナスですからね。
ナスをたてに薄切りにし、ドライトマトとフレッシュチーズを巻いて焼いたものです。オリーブオイルで焼いたナスは季節はずれでも、すごく甘みがあって美味。
夏の料理だなぁ、と反省するところもあるけれど、子羊との相性もヨシ。
先日もこちらの新聞か雑誌で「1年中売っている野菜が増えて、子供達が野菜の旬を知らない」ことが問題、と書いてありました。
レストランでも美しさのためか、秋冬でもグリーンアスパラガスなんかが登場するし、子供が野菜の旬が分からない→大人だってね。
これも、料理好き、付け合せのヴァリエーションを増やしたい私みたいな人間の罪なのかな、と悩んじゃいますね。どうしましょ?
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