« 写真を撮るヒマもなく、料理、な土曜日 | トップページ | マダムの料理教室 »

2009年10月20日 (火)

チーズもいろんな場所で買います

拙著「パリをおいしく食べる法」(集英社be文庫)では、最初のチーズ屋さんとの闘いの話を書きました。読んでいただいた方には重複しますが…。

 マルシェにはずいぶん沢山のチーズ屋が出ているのですが、その中でもいかにも品質の良さそうな店を発見。そろそろフランス語も少しは通じるようになったと信じていた私、店の行列に並びました。さて、順番がまわってきて、欲しいチーズを注文した筈なのですが、コワ~イ顔の店のオバサンは無視!もう一度繰り返しても、無視。「アンタの言うことが分からないのヨ!」のひとこと(グサリ!)を放って、次の客の注文を聞き始めちゃいました。

感じ悪い、もう二度と買うものかと思ったものの、やはり品物が良いのであきらめ切れません。その頃は毎日語学学校に通っていたので、まあ、それなりに日々進歩、1ヶ月くらい経ってから再挑戦。アララ?通じちゃった!おいしいチーズが買えるようになりました。週に1度は通ううちに、コワイ(顔だけ)のオバサン、マルティーヌとはすっかり仲良くなり、日本に帰るというと小さなココットのお土産をもらったり、クリスマスにはお互いにチョコッとプレゼントしあったり…。

 観光客の多いパリでも日常の買い物にはやっぱりフランス語は大切だと実感しました。

 てなことなんですが、チーズはココ以外でも買っています。日本の百貨店にも出店している「マリーカンタン」はプレゼントにも安心、いつでも安定した品揃えですが、ちょいと値段が高め。

 ビオの野菜を買うアリーグルのマルシェのチーズ屋はカマンベールなど、思いっきりトロリとするまで熟成してあるので、当日食べきる分だけ買います(安い)

 もうひとつ、今日ご紹介するのは、左岸にあるチーズ屋。

Photo 写真が小さくてわかりにくいですが、ご主人の襟元が三色になっているのが見えますか?

これはフランス最高職人の栄誉で与えられる印。MOFと呼ばれています。そう、ニコニコ顔のこのチーズ屋さん、実はスゴイ人なのです。有名シェフのコックコートの衿が三色になっているのも同じMOF.。フランスではなかなか権威があるんですよ。

Photo_2 店は観光ポイントにも近い、カルチェラタンの近所(もう1軒、エッフェル塔近くに小さな店も有るけど、品揃えが少ない)。チーズ屋としてはかなり大きな店で、種類も沢山。

おいしいチーズは生産量が多くないものが殆ど、そして地方によって全て名前がちがうので、多品種。チーズの本を読んでも覚えきれるものではありませんし、第一本に載っていないものも、沢山、熟成によって外観も変わってしまうし…。

 というわけで、頼りになるご主人がいる店が大事なのです。好みを伝えて選んでもらうのが一番、知ったかぶりしても、せっかくのおいしいチーズを逃すだけですもの。

 大体週に1~2回、3種類くらいを買い足して、毎日の食卓に5、6種類のチーズを乗せることが出来るようにしています。

 一番多い組み合わせは、ロックフォール(青かび入り羊乳)、シェーブル(ヤギ乳)が固めと柔らかめの2種、カマンベールっぽいもの(牛乳)、南西フランスのブレビ(羊)のしっかりチーズ。あとは、いわゆるクサ~イ、ウォッシュタイプ、なめらかな生地のシンプルなチーズなど気分に寄って…。

日本でおいしいフランスチーズはものすごく値段が高いので、帰国したらこんな食べ方は絶対無理、今のうちに一生分食べようと思っています。

 この数年チーズにすっかり慣れ、夫などは和食のゴハンの後でも「漬物がわり」などと言って食べてますし、昼にレストランでしっかり食べた後の夕食ならサラダとチーズとパンで済ませちゃう。

 カロリーは高いと思うけれど、たんぱく質もカルシウムも豊富な優等生食品、チーズをたっぷり食べているせいか、私の骨密度は検査でもバッチリのお墨付き状態。

 チーズ屋通いはやめられません。

|

« 写真を撮るヒマもなく、料理、な土曜日 | トップページ | マダムの料理教室 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 写真を撮るヒマもなく、料理、な土曜日 | トップページ | マダムの料理教室 »