2016年8月15日 (月)

今後はこちらをご覧ください http://noaryu.blog.jp

皆様、長い間お休みして申し訳ありません。

やっと、新しい東京とParisの暮らしのリズムができつつあり、東京でもパリでも「ノア流」アトリエ教室にも大勢の皆様のご参加を頂いて、頑張っております。

で、わたくしの日常生活もあちこちバタバタ状態をご覧いただきたく、新しいブログを開設いたしました。

http://noaryu.blog.jp

をココログ同様、ご愛読頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

お願いをもうひとつ

9月6日火曜日、NHK「きょうの料理」に出演いたしますので、こちらも、お時間があれば…

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2015年11月27日 (金)

皆様、ごめんなさい。復帰を目指します

1年以上もブログを更新できませんでした。
その間、実家の事でバタバタだったり、その後もずっと落ち込んだり忙しかったり…。
言い訳ばっかりで反省しています。
短い人生!クヨクヨしていてもしょうがない、なんとか復帰を目指して頑張りますので、応援をお願いします。
とりあえず、東京で過ごす時間も多くなってますが、もちろんパリでの教室も致します。
東京での教室情報、そしてご連絡もFacebookをご覧頂ける方はこちらで。
「ノア流」 アトリエ 料理教室

私の料理が登場!12/1発売の「家庭画報1月号」もご覧頂けると嬉しいです。

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2014年10月 3日 (金)

ちょっと休みます

いつもお世話になっています。
キャンセル待ちのフライトが取れて昨夕東京に帰りました。
しばらくブログの更新も休みがちかも、です。10月末にパリに戻るので、それまで、ご容赦お願いします。

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2014年9月30日 (火)

思い出のシエナ風 ペンネかニョッキで

Salsa_senese


いまから20年以上前、ひとりっきりで勝手に「イタリアでホンモノの普段の家庭の味を習うんだ」と決心、単身留学しました。

一応日本でもイタリア語は習っていたものの、ちゃんと話せる状態ではないので、まずは語学学校に通いながらチョコチョコと料理をならうことにしました。

で、語学学校のあるトスカーナ州の街シエナに住むことに。シエナは美しい教会(ドゥオーモ)、広場(パリオという競馬で有名)で知られる観光地でもあります。

 お金も倹約しなくちゃ、と安い南回りのフライトでローマに着き、電車を乗り継いでシエナにたどり着いた最初の夕食で食べたのが「ペンネセネーゼ」セネーゼとはシエナ風という意味の形容詞です。

 イタリアン=トマト風味、の日本人的な思い込みを見事に裏切ったクリームソースはしっかり味の肉と香ばしい胡桃が印象的な一皿でした。一人旅の疲れと空腹、そして「本当に外国で暮らせるかしら」の不安もいっぱいでしたが、本当に美味しかった!

 そんな思い出のソースは、その後生ソーセージをほぐしたものを使うのだと覚え、その後ボローニャの下宿でも友人たちにも披露して好評だったものです。

 最近イタリア~ンなわたしの料理教室でもこの、簡単懐かしいシエナ風をご紹介しています。

 ソースは生ソーセージで味付けは終わっちゃうという簡単至極ですので、ペンネを和えるのならとっても簡単なスピード料理。この写真は手作りのポテトニョッキを使っています。

 これまた、ジャガイモの甘みとシコシコのニョッキがソースと相性良し。

 わたしのイタリアンはいわゆるコックさんのレストラン料理でなく、マンマから習った味がほとんどなんですが、いくつかはレストランのシェフに教えてもらったモノもあって、これはそのひとつ。

 チョッピリ心細かったイタリア留学初日を思い出してくれる、わたしにとっては記念すべき料理でもあります。料理教室で、わたしの懐かしい味を試してみませんか?

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2014年9月29日 (月)

ティラミス 生玉子を使用します

Img_6995tiramisu


ちょっと盛り付けが淋しかったかな?ラズベリーとか一緒にした方が可愛いかったですね。

 

でも、自家製のティラミスはコーヒー、マスカルポーネのふんわりクリームとカカオのほろ苦さが本当に美味しいの、作るのも簡単だし。

 

で、みなさんが大好きなティラミス、お店では注文するのに、いざ、自分で作るとなると。

 

「あの~、外国では生玉子を食べるのは危険と聞いてますが…」のご質問が出ました。

 

材料を用意する際、お買い物担当の方へのメールには「新鮮なビオ=有機の玉子を買って下さい」とはお伝えしていたんですけどね。それと、妊娠中の生徒さんにも説明しています。

 

 現在のフランスでキチンと売られている玉子を生で食べたら食中毒、というのはあんまりナイと信じています。パリの暮らしは発展途上国や極端に暑い国とかとは違いますからね。一応、文明国だと(笑)中毒がおきたらニュースになるでしょう。

 

 第一、レストランなら平気、というのも変な話でお店で作っても家庭で作っても基本、レシピは一緒ですもん。というわけで、絶対に生玉子を食べないことにしている方、している時期の方以外はリクエストして下さいませ。

 

 

 イタリアンのデザートでは超定番のティラミスですが、それほど歴史が古くなく、オリジナルはマスカルポーネ+生玉子ではなく、カスタードクリーム(これはしっかり煮ますのでね。玉子に火が入る)を重ねた「ズッパイングレーゼ」というデザートです。昔はけっこうな頻度で玉子にサルモネラ菌がついて食あたりを起こしたので、生玉子禁だったわけです。

 

それが、衛生管理がよくなったことによりティラミスになったのだそう=生玉子で食中毒の心配も減ったというわけです。

 

 数年前、日本でも食中毒が大量発生して生玉子注意(半熟はバツ、厚焼き卵はOKだけどとろりんオムレツはNGとか…)でしたっけ。そういう時はティラミスも控えた方が良いかもしれませんね。

 

 ま、食の安全第一といいながらオイシイものは美味しい。是非、お手製のティラミスをたっぷりと楽しんで下さいませ。最近、わたしのクラスの生徒さんのお好みに合わせ「砂糖控えめ」にしたのでイタリア時代のレシピより甘くない=みなさんペロリと召し上がってます。

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2014年9月28日 (日)

ティラミス 生玉子を

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2014年9月26日 (金)

我が家のポトフ 地味ですが…

Photo


日本でポトフ、というとキャベツと鶏肉やソーセージのスープ煮というのが定番になっちゃってますが、真面目に言わせて頂くと、牛肉じゃなくっちゃ!

 

ま、肉の値段はフランスがぐっと安いので仕方ないけれど、もしパリに住んでいる私の料理教室の生徒さん(将来、も含む)には、もう少しフレンチらしく作って頂きたいです。

 

ホンモノは大きな骨も煮込んで骨髄の脂を取りだして田舎パンに塗って食べたりするのですが、とりあえずは牛肉の固くてゼラチン質のを選んで煮込んでみましょう。脂肪と赤身が段々になったバラ肉もコッテリ好きにはたまらないのですが、スープに出てきた脂をとりのぞく手間が増えます(すごい寒い季節なら戸外に鍋を一晩置いて置けば白く固まった脂がカンタンにとれますけど…)

で、野菜はポロ葱、人参、根セロリ、カブが正統派。玉ねぎはクローブを刺したのを入れるけど食べない。ジャガイモ、キャベツは禁止!キャベツは豚肉のかたまりで作る同じような料理「ポテ」には入れるし、あるカジュアルレストランのポトフにも入っていたけれど、甘みも出る代わりに強烈にキャベツの風味が強いので避けるみたいです。

 根セロリは無くても良いですが、スープの香りづけに少々の葉っぱとか茎は必要ですね。

 で、ストウブの鍋(これオーバルなんですが、写真の具合で丸く見える!)でコトコトが美味しいの。もちろん、他の鍋でもコトコトなら美味しいですが、圧力鍋を使う時は肉が煮え切れないくらいまで圧力をかけ、あと野菜も加えて仕上げ煮込みには「普通の鍋」として使うこと!

それでも、ちょっとクセが残るかな?ポトフは焦げる心配もなく火にかけて置けば出来上がるので、ぜひ長時間の煮込みだけは手間を省かない方が良いと思いますよ。

 以前ご紹介した「鍋布団」を使えば、火からおろしても加熱状態が続くので、外出も出来ますし…。

 あとは、皿に盛ってマスタードと上等のオイシイ塩をそえて食べるだけ。

鍋の中も皿に盛っても「地味は地味」だけど、これが本当に滋味なんです。

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2014年9月25日 (木)

リンゴのお菓子のお初はコレ

Vapeur_cake
わたしの古いスマホで撮影したので、分かりにくい写真ですが…。

パリのリンゴは日本より小振りのものが多いですが(スーパーだと日本に近いサイズ。わたしは生産者の八百屋で買うことが多い)、お菓子作りにはピッタリの甘酸っぱさと値段の安さが嬉しいです。

すっごく簡単に作れる「ネコでも出来ちゃうタルトタタン」、超定番のりんごのタルト、焼きリンゴや、丸ごとリンゴのケーキ…。

リンゴを使ったお菓子は味も作るのも大好きです。

で、ことし初めて、お教室で作ったのはフンワリのリンゴ入り蒸しケーキです。

フランスでは美味しいバターが安い!ので、リンゴもバターと砂糖でキャラメリゼっぽくしてから加え、生地にもバター少々。

蒸しケーキはたいていはサラダオイルを入れますが、溶かしバターにすると「やっぱりオイシイ!」の

 生地がクリーム色っぽいのは精製度合いの低いサトウキビの茶色い砂糖=カソナードを使用したからです。

 あ、私はコンデンスミルクが大好き!なので生地にコンデンスミルクを加えています。ミルキーな風味としっとり感が増しますが、蜂蜜でもしっとり効果はありますね。

 同じようにしてオーブンで焼くこともあるのですが、その時はずっとバターと玉子が多いので、蒸しケーキの方が軽いお味=日本茶にもあいますね。

 さ、これからの季節、デザートにリンゴのお菓子もリクエスト、お待ちしています。

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2014年9月24日 (水)

香菜と春菊、中華街で買いました

Photo_2


たった今、パリの南13区のチャイナタウンから帰宅、晩ごはんの為に春菊と香菜を洗おうとしています。

ウチの夫が昔はじめてパリに赴任した80年代は今のようにオペラ付近に行けば、和食材が何でも買えるなんて夢の夢。たまに中華街で醤油や中国製の日本ブランドのものを買っていたとか。とうぜん、奥様方も13区まで足を運んで「和風」くらいがせいぜいの食材探し。

今日なんか13区のチャイナタウンは殆ど日本人の奥様らしい姿は見つかりませんでしたね、むしろ美味しい餃子専門店とかごはんが美味しい20区の中華街の方が人気なのかも知れません。

 私は母(料理研究家 塩田ミチル)が横浜で少女時代を過ごした大のチャイニーズ好きなのに習って、チャイニーズはけっこう得意なんですよ~エッヘン。で、時々買出しに中華スーパーに…。

 普段の買い物で野菜はマルシェの生産者さんか、ビオ=有機食品の店で買うのですが、中華街に行くと、あまりにも値段が安くて新鮮なのでつい買ってしまうものが何種類かあります。

今日は写真のように香菜と春菊でしたが、あとは青ネギ、空心菜、あ、クレソンも買うかな。

クレソンや香菜はフランス式の店で買うよりずっと柔らかくて、サラダにするとずっと美味しい上にひと束が大きいのよね。今日の春菊もいっつもお話しする某三ツ星レストラン御用達の有名店のものより、フンワリ柔らかいわ~。

 中国の食品はイヤ、と決めてらっしゃる方には無理ですが、味一番のわたくしは食材によってはチャイナタウンで買うこともおすすめしたいです。

 香菜はフレンチにも地中海風の他の国の料理にも使いますし(たとえば先日ご紹介したタラのコロッケもパセリと半々にするとイイ香り、レバノンのサラダっぽいのも、あれも、これも沢山)、クレソンはスープや炒め物にたっぷり使える。牡蠣を入れたキレイな緑のクレソンのスープなんて最高!!

 みなさんのお考えはそれぞれでしょうけれど、頭を柔軟にして、「おいしさ一番」で料理も食材も選んでみませんか?

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2014年9月23日 (火)

ティラミスビアンコは応用自在

Tiramisu_blanc


わたしの料理教室では、調理も盛り付けも基本は生徒さん。盛りつけの場合まず私がひと皿目を作って、それからは皆さんって感じです。

で、このデザート、実はもう少しフルーツを立体的に=立てるように盛り付けて頂きたかったんですが、わたしの説明が足りずに反省です。

でも、味はみなさん気に入って頂けたようで嬉しいです。

 今回はメンバーのおひとりは夏のヴァカンス先のイタリアでも召し上がったという白ティラミスをデザートにしました。

 ティラミスのベースのクリームは殆ど一緒ですが、フルーツと合わせるので、コーヒーとココアをつかわず、リキュールもラム酒ではなくアマレット酒(マルサラ酒もおすすめです)で。

 教室では材料を買うのも私がお願いしたものをみなさんが用意するんですが、この場合「フルーツはお好きなものを数種類組み合わせて。ブドウや桃などオススメ」みたいに書きました。

イタリアで食べたのは赤系のフルーツだったそうで、彼女は苺も追加。

 理由は?なんですが、さっとコンポートにしたフルーツも加えた方が美味しいので桃はさっと煮ることにしました。

 で、ココアのかわりにはカリカリのプラリネで、食感と香ばしいナッツの風味をプラス。

  季節により、好みに合わせてフルーツ系で、しかも滑らかクリームの満足感も味わえるのが白ティラミスの良いところ。ヴァリエーションは無限大です。

 いつものティラミスの次は白ティラミスも作りましょうね。

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